ANAカードの種類は多く、基本のカードから公共交通機関の機能を搭載したカードまで多様化しています。
一般的なクレジットカードは年会費が無料のものが多い中、ANAカードはほとんどが有料となります。
はじめてANAカードの発行を考えた際、敷居を高く感じる場合もあるでしょう。
ANAカードは、効率よくマイルがたまると評判の高いクレジットカードです。
飛行機の利用だけではなく、日常の買い物の際にもマイルがたまるため、空でも陸でも大活躍となるでしょう。
本記事のまとめ
- ANAカードは4つのカードランクに分別
- ANAカードの選び方
- 効率よくANAマイルを獲得する方法
- ANAカードでおすすめの7枚
- ANAカードが向いている人
ANAカードを発行する目的を明確にして、申し込みを検討しましょう。
年会費や手数料など、出費の部分とマイル還元の割合を考慮するのも大事です。
ANAカードには4つのカードランクに分別
ANAと連携したクレジットカードが、ANAカードとなります。
国際ブランドVISAやMastercardを付帯したカードは、三井住友カードから発行しています。
株式会社ジェーシービーが発行するANAカードは基本的な型をはじめ、公共交通機関の電子マネーを搭載した型など、選択肢が豊富です。
ANAカードを検討しているけれど、種類が多くどのカードを選ぶのがよいか迷ってしまう場合もあるでしょう。
ANAカードには大きく4つのカードランクがあり、国際ブランドはVISAをはじめMastercardやJCBが選択可能です。
VISAやMastercardは全世界で利用されている有名なブランドであり、問題なく決済できるでしょう。
JCBは日本国内では利用可能ですが、世界では利用できない国もあるため、海外へ出かける際の利便性は高いとはいえないでしょう。
年会費やマイルのたまりやすさの他、付帯サービスの内容に違いがあります。
ANAカードは全般的に、搭乗でマイルがたまりやすいカードや買い物で多くのマイルが獲得できるなど、効率よくマイルがたまるカードを提供しています。
- 一般カード
- ワイドカード
- ワイドゴールドカード
- プレミアムカード
はじめてANAカードの発行を考えている人は、利用目的を明確にするのが大事です。
一般的なカードに比べて年会費が高額となるため、じっくり検討してからカードに申し込みましょう。
それぞれカードの概要について、分かりやすく解説します。
一般カードはANAカードの基本ではじめての人にもおすすめ
一般カードは、ANAカードの基本であり、はじめてANAカードを検討している人にもおすすめの1枚です。
年会費は初年度無料で発行できるため、無駄な出費も要りません。
2年目以降は年会費が必要ですが、初年度で使い勝手を確認した上で継続を決めるのが望ましいでしょう。
カード決済で獲得できるマイルの還元率は0.5%であり、一般的といえます。
毎日の買い物や携帯電話の固定費などに活用し、コツコツマイルをためるのも可能でしょう。
ANA航空券の購入や搭乗の際、通常マイルに加えて搭乗ボーナスマイルも加算となるため、大きなマイル獲得につながります。
旅行に欠かせない海外の旅行保険は自動で付帯となり、追加で申し込みは不要です。
クレジットカード以外にも電子マネーの利用も可能なため、1枚持っていると使い勝手がよく、旅行の際も重宝するカードといえるでしょう。
ワイドカードは旅行保険が手厚くなるのが特色
ANAの一般カードに比べてサービスの充実度が増した、少し格が上になるタイプのカードです。
ゴールドカードほどの金額とはなりませんが、一般カードと比較すると年会費は高くなります。
はじめてクレジットカードを持ちたいと考えている人には、敷居が高いと感じる場合もあるでしょう。
ワイドカードの魅力は、搭乗ボーナスマイルの還元率が一般カードと比較して15%上昇するところです。
カードの更新時には毎年2,000マイル付与となり、マイルをためたい人には有益なサービスが多いといえるでしょう。
海外旅行保険に加えて、国内航空傷害保険が自動付帯となります。
それぞれ最大5,000万円の補償内容となるため、手厚いのが強みです。
ワイドゴールドカードはマイル高還元率で年会費も高額
ANAの一般カードと比較して、年会費がかなり高額なクレジットカードとなります。
はじめてANAカードを検討している人には、敷居が高いと感じる場合もあるでしょう。
100円1マイルと高還元率である点も、ゴールドカードランクの利点です。
獲得したポイントをマイルに交換する際のマイル移行手数料が無料となる点も有益であり、余分な出費を抑制し、節約につなげられます。
自動付帯の旅行保険は手厚く、追加での加入は不要です。
ビジネスクラス専用カウンターを無料で利用できるため、ゆったりと快適に搭乗手続きが可能でしょう。
Wi-Fiや飲み物などを完備した空港ラウンジサービスを無料で利用できるのも、ワイドゴールドカードの魅力のひとつです。
搭乗前に静かな落ち着いた空間で、穏やかなときを過ごせるでしょう。
年会費が高額な分、特典やサービス内容も充実しているのがゴールドカードの特色です。
プレミアムカードは敷居が高くはじめてのカードには不向き
4つのカードランクの中で、最上位のカードタイプです。
年会費がかなり高額であるため、敷居が高く手が出しづらいといえるカードといえます。
プラチナカード会員ならではの、特典やサービスが充実しているのが特徴です。
一般カードのマイル還元率は0.5%であるのに対して、プレミアムカードでは1.5%の高還元率を誇ります。
ANAクループ便の搭乗で通常のフライトマイルに加えて50%のボーナスマイルを獲得できるなど、多くのマイルを獲得できる機会があるのもうれしい特典です。
本人に加えて同伴者1名まで無料で利用できる空港ラウンジで、上質な空間を堪能できるのもプレミアムカードの魅力といえます。
さらに、海外空港ラウンジを無料利用できる「プライオリティパス」会員資格の無料付帯も完備しています。
旅行や出張で海外に行く機会のある人は、恩恵を享受できるでしょう。
国際ブランドVISAを搭載したカードでは、VISAプラチナ会員向けの限定特典も充実しています。
プレミアムカードの特徴は、豊かな旅を楽しむための特典やサービスを享受するための1枚と考えるのが最善です。
マイルの獲得を目的として、節約につながるような利用には不向きといえるでしょう。
効率よくマイルがたまるためのANAカードの選び方
カードランクが上昇すると年会費も高額となりますが、サービスや特典の内容も充実します。
マイルの還元率はカードランクによって違いがあり、獲得マイル数に差が生じてきます。
マイルを効率よくためるためにも、カード発行する際は還元率に着目しておきましょう。
還元率0.5%と1.0%とでは2倍の差が生じるため、高還元率のカードを選択すると効率よくマイルがたまるのは当然です。
カード保有のために高額な年会費を支払う場合、獲得ポイント数と比較して損をしていないか見極める必要があります。
数あるANAカードの中から最適なカードを選ぶためには、自分の生活状況にあったものを選択するのがおすすめです。
飛行機利用が多い場合は、搭乗マイルが効率的にためられるカードを選択するとよいでしょう。
反対に飛行機利用が少ない場合は、ショッピングでマイルをためやすいカードを選択するのが最善です。
ANAカードは基本的に年会費が有料のカードとなるため、マイルやポイントで恩恵を享受できるか検討した上で、選択しましょう。
- 年会費
- マイルの還元率
- ボーナスマイルの付与
- 付帯保険、補償
上記の4つを比較しつつ出費や恩恵に配慮し利便性の高さを見極めたうえで、ANAカードの選択をしましょう。
カードランクと年会費を見極める
ANAカードは基本的に有料のカードとなり、利用目的を明確にしてじっくり検討してから申し込むと良いでしょう。
年会費はカードのランクにより異なり、カードランクの上昇に伴い、年会費も高くなります。
一般カードでは、年会費を抑えサービスとして提供していますが、ポイントをマイルに交換する際の「マイル移行手数料」が有料となります。
はじめてANAカードを作りたいと考えている人に、ゴールドカードは年会費が高額になりますが、マイル移行手数料は無料サービスです。
カードの利用目的を考えて、じっくり選択していくとよいでしょう。
カード決済の頻度や利用内容、飛行機の搭乗頻度によりマイルの獲得にも大きく影響します。
利用内容や頻度によっては、年会費を上回る利用価値を享受できない場合があるため、総合的に考慮して慎重な選択が必要です。
学生限定のANAJCBカードZEROは、年会費無料のサービスが享受できます。
ANAカードを利用してみたい学生にとって、大きな魅力といえるのではないでしょうか。
マイルを効率よくためるために還元率を比較する
効率よくマイルを獲得するため、ポイントの還元率を比較するのが肝心です。
カードランクにより還元率に違いがあり、0.5%から1.0%となります。
日常の買い物や光熱費などの固定費の支払いに利用すると、効率よくたまるでしょう。
飛行機の搭乗が多い場合は搭乗時のマイルに加えて、ボーナスマイルの獲得も可能なため、さらに効率よくマイル獲得につながります。
ためたポイントをマイルに交換する際には、手続きが必要です。
ANAマイレージクラブに登録すると通常5ポイントを5マイルに無料交換となりますが、マイル数の増大を希望する場合は、有料で5ポイントを10マイルに交換もできます。
手数料はANAの提携会社により異なり、一律ではないものの低額とはいえないでしょう。
カード決済時、国際ブランドや提携会社による独自のポイントも付与となり、好きな商品に交換できる楽しいサービスもあります。
ボーナスマイルの付与数を比較する
ボーナスマイルとは、通常のフライトマイルに加えてANA便に搭乗するごとに付与されるマイルを指します。
フライトマイルの計算方法は、区間基本マイルに、予約クラスや運賃種別ごとの積算率を掛けたものです。
フライトマイルにフライトボーナスマイル積算率を掛けたものが、フライトボーナスマイルとなります。
フライトボーナスマイル積算率はカードランクにより異なり、高ランクのカードは積算率も上昇しボーナスマイルの付与率も高くなる仕組みです。
飛行機の利用を伴う帰省や出張などで搭乗の機会が多い場合は、ボーナスマイルの恩恵を多く享受されます。
旅行傷害保険が自動付帯サービスの内容を確認
ANAカードは、一般ランクより傷害保険の自動付帯サービスを展開しています。
国内、海外へ出かける際に、別途傷害保険の加入は不要です。
補償金額はカードランクにより違いがあるため、事前の確認をおすすめします。
自動付帯の補償内容に不足を感じる場合はカードランクを上げる、または別途傷害保険の加入を試みましょう。
カードランクに伴い補償額は高額となりますが、カード発行する際、年会費の負担や利用目的とあわせて検討するのがおすすめです。
効率よくANAマイルを獲得する方法
ANAカードの利用目的を明確にしていると、数多くのカードから自分に最適なカードを比較的容易に見つけられるでしょう。
- 飛行機利用が多い
- 主に買い物や固定費で利用
- 公共交通機関の利用が多い
利用の仕方によりポイントやマイルのためやすさは、カードによりお得になるものもあるため、じっくり検討するのが賢明です。
飛行機に搭乗の際の通常マイルにボーナスマイルの付与加算で、お得にマイルがたまります。
買い物利用が目的の場合は、ANA提携先の独自のポイント付与も見逃せません。
三井住友カードではVポイントを、JCBではOkiDokiポイントの付与サービスも享受できます。
公共交通機関の利用が多い人は、PASMOのチャージや定期券の購入した際にもポイントが付与されるため、ぜひ活用しましょう。
ANAカードで獲得したポイントは、効率よくマイル移行サービスを利用して交換をします。
カード入会時と継続時には、ボーナスマイルが付与となるのも有益です。
巷では飛行機に搭乗せず、買い物のみでポイント獲得をしている人は「陸マイラー」とよばれています。
ANAカードは、飛行機の搭乗に特化したカードではありません。
自分がANAカードを利用する場面を想定して、最適で有効に利用できる1枚を見つけましょう。
飛行機利用で搭乗ごとのボーナスマイルを獲得
帰省や出張などで飛行機の利用が多く、特にANAグループ便を利用する機会が多い場合は、ANAカードでフライトマイルをためるのがおすすめです。
カードランクや発行カードによっては、空港ラウンジが無料で利用できるサービスを付帯しています。
上質でくつろげる空間を味わえる空港ラウンジは、出発前の緊張や疲れを癒し気持ちを豊かにしてくれるでしょう。
万が一旅先での病気やけがに備えて、国内海外の旅行保険が自動で付帯となるサービスを提供しています。
ANAカードは飛行機利用でマイルの獲得以外にも、利用価値の高いカードと捉えます。
主に買い物の利用でマイルを獲得
日常の買い物をはじめ、コンビニやレストランなどで決済するたびに、ポイントがたまる仕組みです。
毎月の携帯電話代や光熱費など固定費の支払にカード払いに設定すると、ポイントが確実にたまり続けます。
飛行機の搭乗を伴わず、地上での買い物などにANAカードを活用してポイントを獲得する「陸マイラー」にも、ANAカードはおすすめのカードです。
獲得したポイントはマイルに交換し、有効活用しましょう。
電車の利用が多い人は交通系IC付帯が利便性がよい
普段から電車で通勤しているなど電車利用が多い場合、ANAカードに交通系IC機能を搭載したカードを発行しています。
SuicaやPASMOにチャージの他、定期券の購入時にもポイントを付与され、お得にポイント獲得が可能です。
ソラチカカードには首都圏限定ではありますが、東京メトロ乗車時にもポイントが付与となるサービスがあります。
東京メトロの利用が多い人は、ぜひ検討したいカードです。
電車の乗車でマイルがたまる、画期的で有益なサービスを享受できるクレジットカードといえるでしょう。
ANAカードでおすすめの7枚
ANAカードは航空系クレジットカードという位置づけですが、飛行機の搭乗だけにとどまらず、買い物の利用でもポイントやマイルがたまる利便性が高いクレジットカードです。
ANAカードは年会費が有料であるため、軽い気持ちで発行には至らないでしょう。
頻繁に飛行機を利用する人はもちろんですが、毎日の買い物や光熱費などの支払いをクレジットカード決済している人は、ANAカードに統一するとお得にポイントが獲得できます。
特に飛行機の搭乗の際は、搭乗マイルに加えてボーナスマイルが付与となるため、一気にマイルの獲得が可能です。
たまったマイルは、航空券や買い物など、さまざまなものに交換できる魅力があります。
ANAカードは種類が多く、自分にとって最適な1枚を探すのは難しいと感じるでしょう。
はじめてANAカードを持つ場合、年会費を含め出費の負担を軽くするのが望ましいといえます。
初年度無料のカードを利用して、使い勝手を把握して2年目以降継続するか検討するのがおすすめです。
年会費やマイルの還元率を含めて費用対効果が高いと考える、おすすめのカードを7枚あげました。
- ANAVISA、ANAMastercard一般カード
- ANAJCB一般カード
- ANAアメリカンエキスプレス
- ソラチカ一般カード
- ANAJCBカードZERO
- ANAJCBカード(学生用)
- ANAJCBワイドカード
カードごとの特徴や内容について、解説します。
ANAVISA、ANAMastercard一般カードはANAカードの王道
三井住友カードとANAが提携し発行しているクレジットカードであり、国際ブランドVISAまたはMastercardを搭載しています。
国際ブランドは、好みや利用の目的に応じて選択可能です。
両カード共にANAカードの王道といえる基本的なカードとなり、一般カードランクに属します。
初年度は年会費無料で保有できるため、カード発行の敷居の低さが利点です。
2年目以降は残念ながら有料ですが、カードを継続する際は、継続ボーナス1,000マイルが付与となります。
入会時にもボーナスマイルが1,000マイル付与となるため、ボーナスマイル付与の恩恵はとても大きいといえるでしょう。
飛行機の搭乗はもちろん、買い物でもポイントを獲得できる、はじめての人にも使い勝手のよいカードです。
申し込み資格とカードの内容
- 高校生や大学生を除く18歳以上の人、20歳未満の人は保護者の同意が必要
- 年会費初年度無料、2年目以降2,200円、Web明細の利用で次年度年会費550円割引
- 家族カード年会費初年度無料、2年目以降1,100円
- 搭乗ボーナスマイル10%
- ショッピングマイル200円1ポイントで1マイルに換算、2倍コースの場合移行手数料別途年6,600円必要
- 電子マネー対応ApplePay、GooglePay、PiTaPa
- 旅行傷害保険最大1,000万円(海外旅行)、国内航空傷害保険最高1,000万円
- 総合利用枠最大80万円
三井住友ブランドのVポイントもたまる、うれしい特典もついています。
ANAJCB一般カードはANA王道のJCBブランド
株式会社ジェーシービーが発行するANA提携のクレジットカードとなり、一般カードランクに属します。
ANAグループ便の搭乗マイルの他、年会費や補償内容など他の一般カードと遜色はありません。
ただ、ためたポイントをマイルに移行する際の、移行手数料に違いがあります。
ANAJCB一般カードでは年5,500円必要なのに対し、他の一般カードでは年6,600円と高額です。
この価格の差は、大きな利点とも捉えます。
ためたマイルは、ANAマイレージクラブのマイルへ移行した日から3年間の有効期限となるため、無駄がないよう活用しましょう。
JCBブランドは国内で通用するものの、海外では一部を除いて利用できない国もあります。
海外に出かける際は、JCBカードが利用できるか確認が必要です。
ショッピング利用の際、ANAポイントの他にJCBのOkiDokiポイントの付与もあるため、ポイントの二重取りができてお得と感じる場合もあるでしょう。
OkiDokiポイントは1,000円につき1ポイントが付与となり、ためたポイントはマイルや商品に交換可能と重宝します。
申し込み資格とカードの内容
- 学生を除く18歳以上で、本人または配偶者に安定した収入がある人
- 年会費初年度無料、2年目以降2,200円、Web明細の利用で次年度年会費550円割引
- 家族カード年会費初年度無料、2年目以降1,100円
- 搭乗ボーナスマイル10%
- マイル移行手数料1,000円1ポイントで5マイルに換算(無料)、10マイルコースの場合移行手数料別途年5,500円必要
- ANA航空券の購入時100円1.5マイル相当
- 電子マネー対応ApplePay、GooglePay、PiTaPa
- 旅行傷害保険最大1,000万円(海外旅行)、国内航空傷害保険最高1,000万円
Web明細を利用すると、年会費の割引が適用となるため、ぜひ登録しましょう。
ANAアメリカンエキスプレスは一般カードランクでは年会費が高額
アメリカンエキスプレスとANA が提携して発行しているクレジットカードで、一般カードランクに属します。
他の一般カードランクのANA カードと比較して、年会費の負担が大きい印象があります。
年会費が高く初年度年会費無料のサービスもないため、はじめてANAカードを検討している人には敷居を高く感じる場合もあるでしょう。
高い年会費に見合った特典やサービス、マイルの還元が多くあるのも特色です。
主に国内となりますが、空港ラウンジの利用が無料付帯と一般カードランクには珍しいサービスとなっています。
空港ラウンジは、Wi-Fiやフリードリンクが完備となり、ゆったり過ごせる環境です。
静かな空間で過ごせるのは魅力であり、同伴者1名までサービスを享受できる点も高く評価できます。
国内海外旅行傷害保険も充実し、万が一の備えも十分です。
アメリカンエキスプレスは他の一般カードと比較して、格式の高さを味わえるのが特色となります。
ブランド力だけではなく、効率よくマイルがたまるクレジットカードです。
毎日の買い物やレストランでの食事代など、カード決済すると100円1ポイント付与となります。
1ポイント1マイルに交換できるため、マイルの還元率は1.0%です。
毎月の光熱費や携帯電話代をカード支払いにすると、さらにポイントが効率的にためられます。
「ANAカードマイル加盟店」の利用時には、ANAカードのマイルに加えてクレジットカード会社のポイントも付与となり、二重取りができます。
スーパーやコンビニ、レストランなど多岐にわたり身近なお店が対象となっているため、利用しやすいのもうれしい点です。
カードはタッチ決済が可能なため、暗証番号やサインの入力は不要となります。
非接触で支払い完了となり、セキュリティ面にも配慮している便利で安全に利用できるカードです。
申し込み資格とカードの内容
- 年会費7,700円
- 家族カード年会費2,750円
- ポイント還元率1%
- 搭乗ボーナスマイル10%
- ポイント移行コース年間6,600円
- ANA航空券の購入時2.5%
- 電子マネー対応QUICPay、ApplePay
- 旅行傷害保険最大3,000万円(海外旅行)、国内航空傷害保険最高2,000万円
パートやアルバイトの人は、残念ながら申し込み不可です。
年会費やポイントを移行する際にも費用を要し、節約志向が高い人には不向きなカードであるといえるでしょう。
ANAアメリカンエキスプレスカードはボーナスポイントの加算が豊富
一般カードの中では比較的高額な年会費を要しますが、ポイント付与やマイルの加算など、特典やサービスの恩恵を享受できる機会が多くあるのは利点です。
- ANAグループ便に搭乗した際に、通常のフライトマイルに加え区間ごとの10%割増ボーナスマイルも付与
- カード入会時とカードの契約時には、それぞれボーナスマイル1,000マイルの付与
- ANAグループ内で航空券の購入やツアー旅行申し込みの他、機内販売や通信販売を利用した際ボーナスマイル200円につき1ポイントの付与
- 「ANAカードマイルプラス」加盟店で利用または対象商品の購入時、通常ポイントに加えANAマイレージクラブのマイルが100円1マイルで自動積算の二重取りが可能
買い物や飛行機利用のどちらもマイルの付与が多いため、効率的にマイルを獲得したい人に向いているカードといえるでしょう。
ポイントには有効期限があり、3年間となっています。
年間参加費6,600円を支払いポイント移行コースへの登録を行うと、1,000ポイントごとにANAマイルへ移行可能となり、ポイントの有効期限が無期限に延長となります。
カード入会の3年後、ポイントの有効期限が切れる直前でポイント移行コースに登録するのがおすすめの方法です。
追加料金は発生しますが、有効期限に関係なくポイント保有できるため、焦らずゆっくり使い道を検討できる点も有益といえるでしょう。
ソラチカ一般カードは東京メトロ利用者に特におすすめの1枚
ANA、東京メトロとJCBが提携して発行する、ANAToMeCARDPASMOJCBが正式名称です。
空でも地下でも利用できるカードから、通称「ソラチカカード」とよばれています。
ANAマイルに加えて、メトロポイントとJCBのOkiDokiポイントが獲得できる、大変お得なカードです。
ソラチカカードのポイント還元率は、通常1,000円につき5ポイント5マイルとなります。
ポイントサービスの恩恵を享受するには、東京メトロが運営する「メトロポイントPlus」に申し込みをしなくてはなりません。
ソラチカカードでメトロポイントを獲得する方法として、東京メトロ乗車や定期券の購入、電子マネーの利用が最適です。
1乗車につき平日5メトロポイント、土日祝15メトロポイントとなり、利用区間に東京メトロ線を含む場合ポイント付与の対象となります。
定期券区間はポイント付与の対象外となるため、心得ておきましょう。
加盟店でソラチカカードのPASMO機能を利用すると、店頭利用は200円で1メトロポイント、自動販売機利用は100円で1メトロポイントが付与となるうれしいサービスもあります。
ソラチカカードで東京メトロの定期券を購入した場合、1,000円につき5メトロポイントに加えてOkiDokiポイントの二重取りが可能です。
一般カードランクのソラチカカードは、年会費は初年度無料で2年目以降2,200円と年会費を安く抑え、ANAマイルを効率よく獲得したい人にも最適です。
保有ポイントはANAマイルの他、楽天やnanacoなど別のポイントにも移行ができるため、使い道は困りません。
申し込み資格とカードの内容
- 高校生を除く18歳以上の学生、本人または配偶者に安定した収入がある人
- 年会費初年度無料、2年目以降2,200円
- 家族カード年会費初年度無料、2年目以降1,100円
- ショッピングマイル1,000円1ポイントで5マイルに換算(無料)、10マイルコースの場合移行手数料別途年5,500円必要
- 電子マネー対応ApplePay、GooglePay、PiTaPa
- 旅行傷害保険最大1,000万円(海外旅行)、国内航空傷害保険最高1,000万円
ソラチカカードは、特に東京メトロ利用者におすすめのクレジットカードといえるでしょう。
ANAJCBカードZERO年齢と期間限定のお得なカード
ANAと提携してJCB が発行する、18歳以上29歳以下の社会人限定のクレジットカードです。
保有期間は最大5年間と限定ですが、年会費が一切かからない点は満足が得られるでしょう。
ANAJCBカードZEROは一般カードランクに属しますが、通常2,200円の年会費が5年間無料で維持できるのは、大変有益と捉えます。
サービスの内容は一般カードとほぼ遜色なく、マイルも効率よくたまるお得なカードです。
マイルへの移行は1,000円5マイルで、手数料がかからず自動移行となるため、マイルの取りこぼしがありません。
ANAJCBカードZEROは傷害保険が自動付帯ではないところは、残念な点と感じるでしょう。
旅行や出張で出かける際は、傷害保険への加入、または自動付帯のクレジットカードを携帯するのがおすすめです。
6年目以降はANAJCB一般カードへ自動移行しますが、引き続きANAカードを継続するか退会するか検討し、判断しましょう。
飛行機の搭乗だけでなく、日常の買い物でもマイルがたまる仕組みができています。
電子マネー楽天Edyの搭載でさらに利用の幅が広がり、200円あたり1マイルを獲得可能です。
携帯電話や水道光熱費などの固定費の支払いをカード払いに設定すると、まとまったポイントやマイルが獲得できます。
申し込み資格とカードの内容
- 学生を除く18歳以上29歳以下で、本人または配偶者に継続安定した収入がある人
- 年会費5年間無料
- 家族会員は生計を同一にする配偶者、親、子
- ショッピングマイル1,000円1ポイントで5マイルに換算、無料移行
- 電子マネー対応楽天Edy
- ショッピングガード保険最高100万円(海外)
ANAJCBカードZEROは、費用がかからずポイント付与が多く、これからANAカードを利用してみたい人に最適な1枚といえるでしょう。
ANAJCBカード(学生用)は学生限定でお得なカード
ANAカードの中でANAJCBカード(学生用)は、唯一学生が保有できるカードタイプです。
18歳以上の学生限定で、ANAと連携してJCBが発行しています。
在学中は年会費が無料になり、画期的で学生にとってとても有益なサービスが特色です。
年会費の心配がなく、はじめてANAカードを検討している学生にとって最適な1枚といえるでしょう。
帰省などANAグループ便の利用が多い学生は、ANA航空券の購入や搭乗、さらに搭乗ボーナスマイルの付与を享受できます。
1回の帰省でも、多くのマイル獲得につながる点も有益です。
カード入会時と毎年の継続時にはそれぞれ1,000マイルの付与、一般カードへ切り替えるタイミングでは2,000マイルが付与となります。
JCBブランドのポイントOkiDokiポイントは、1,000円10マイルで換算し、移行手数料は無料と満足できるサービス内容です。
年会費無料のカードですが、ポイントの獲得量が多く、ためたポイントは使う楽しみもあるでしょう。
申し込み資格とカードの内容
- 高校生を除く18歳以上の学生(日本国内の学校に限る)
- 年会費在学中無料
- 旅行傷害保険最大1,000万円(海外旅行)、国内航空傷害保険最高1,000万円
- マイル移行手数料なし
- マイル移行換算率10マイル
- 電子マネー対応楽天Edy、QUICPay
- ショッピングガード保険最高100万円(海外)
学生用カードの特権を生かし、ANAカードの使い勝手を体感したうえで、一般のANAカードに移行するのがおすすめです。
ANAJCBワイドカードは飛行機利用が特に多い人におすすめ
ANAJCB一般カードランクのひとつ格が上になる、クレジットカードです。
付帯の傷害保険は補償内容の手厚さが強みで、ANAJCBワイドカードは出張や旅行で搭乗機会が多い人におすすめのカードといえます。
ANAJCB一般カードと比較して年会費は高くなりますが、入会時と毎年の継続時にそれぞれ2,000マイルのボーナスマイルが付与となり、マイル還元の恩恵を享受可能です。
さらにANAの航空券をANAJCBワイドカードで購入すると、通常の搭乗マイルの他に25%の搭乗ボーナスマイルが加算となり、お得にマイルを獲得できます。
申し込み資格とカードの内容
- 学生を除く18歳以上で本人また配偶者に安定継続した収入がある人
- 年会費7,975円
- 家族会員1,650円
- マイル移行手数料1,000円1ポイントで5マイルに換算(無料)、10マイルコースの場合移行手数料別途年5,500円必要
- マイル移行換算率10マイルまたは5マイル(OkiDokiポイントのマイル移行換算率)
- 電子マネー対応楽天Eddy、QUICPay、PiTaPa
- 海外旅行傷害保険最大5,000万円、国内航空傷害保険最高5,000万円
- ショッピングガード保険最高100万円(海外)
ANAJCBワイドカードは、補償面やマイルなど満足度が高く、利便性の高いカードです。
ANAカードは効率よくマイルをためたい人におすすめ
ANAカードの最大の利点は、マイルが効率的にためられるところです。
航空系クレジットカードであるため、飛行機に搭乗する機会が多い人が保有するカードと思う場合もあるでしょう。
飛行機の搭乗はもちろんですが、飛行機を利用しない人にも「陸マイラー」としてマイルをためる機会が多くあります。
日常生活において、すべての支払いをANAカードでまとめると、かなりのポイントがたまるでしょう。
たまったポイントはマイルに移行して、好きな商品やサービスに交換できるのも魅力です。
- 飛行機の利用が多い人
- 日常生活の中でマイルをためたい人
- 効率よくマイルをためたい人
ANAカードは活用次第で、マイルの大量獲得も可能です。
ANAカードは年会費の発生がやや難点と感じる人もいる
ANAカードは、一般的なクレジットカードに比べて年会費がかかる点を、残念に思う人もいるでしょう。
年会費以外にも、獲得ポイントをマイルへの移行する際の移行手数料も発生します。
ゴールドカードランク以上では移行手数料はかかりませんが、年会費は高額となるため検討が必要です。
ためたマイルは有効期限があり、3年で失効となります。
マイルが失効する前に電子マネーや他のポイントに交換して、無駄なく利用しましょう。
電子マネーは現金と同じ価値があり、有効的に利用できるため、おすすめの交換先です。
保有しているANAマイルの有効期限を意識して、無効とならないよう配慮しましょう。
- 年会費がほとんどのカードで必要
- マイル移行手数料が必要
- マイルの有効期限は3年
ANAカードの魅力だけではなく、欠点と感じる点を理解し、発行するか検討してみるのがおすすめです。